国際共同研究プログラム、SATREPS(Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development)の一環として、2023年9月19日、第2回JCC(Joint Coordinating Committee)がカンボジア工科大学(ITC)で開催されました。JCCは、プロジェクトの進捗状況を共有し、今後の計画を協議する場です。2回目となる今回のJCCでは、プロジェクトが開始してから1年以上が経過し、これまでの成果と次年度の計画が共有されました。
前日9月18日に行われた共同ワークショップでは、日本側から金沢大学、大阪大谷大学、大阪公立大学、周南公立大学の研究者、計6名がSATREPSに関する研究を紹介し、カンボジア人研究者からは、今年7月から8月にかけて日本で実施した短期研修プログラムについてプレゼンテーションが行われました。
午後のセッションでは、カンボジア環境省から大気汚染に関する現状と政策についての説明、カンボジア王立農業大学からは大気汚染とも関連する農業についてのプレゼンテーションが行われました。さらに、ITCの研究者からはカンボジアの交通事情についてのプレゼンテーションも行われました。
このイベントを通じて、カンボジアの研究者だけでなく、日本の研究者もカンボジアの現状について深い理解を得る良い機会となりました。SATREPSプロジェクトは、国際的な協力と研究を通じて、環境への貢献を加速させています。
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